NASAのアポロ計画における研究チームが、1960年代にアイスランドで実施したトレーニングの風景や、3カ月間の滞在期間中に記した日記をもとに製作された本コレクション。
Levi's 501 をベースに、再構築したデニム。
プロダクトに関わるすべての人が能動的に関われるデザインを目指したデニムです。
当時のリーバイスデニムには、異なる色の上糸と下糸で縫われた箇所が見られ、ステッチの色が不均一になる特徴がありました。
このディテールに着目し、上糸を生成り、下糸を紺色に固定。そのうえで、縫製工場には 「縫い手目線で最も合理的な縫い方を」 と依頼し製作しました。
縫い手の利き手や手の動きによってステッチの向きが異なり、それによって表に現れるステッチカラーも変化します。
このプロセスを通じて、生産者が能動的に関わりながら、デザイナーの意図を超えた独自の表情を持つプロダクトが生まれるよう設計しています。