ヴィンテージの吊り編み機により丁寧に編まれた柔らかな天竺地に度詰め加工を施し、柔らかさの中にもしっかりとした肉感を持った独特のオリジナル生地で製作したクルーネックTシャツ。インナーとしてはもちろん、一枚着としても十分な存在感を持った厚みのある素材のため通年での着用が可能。洗いを繰り返してもネックのヨレが出にくく、タフに着倒すことができるのも魅力。シンプルでずっと着るものだからこそ、こだわり抜いた素材を使用し、一切妥協のない究極の日常着を作り上げています。
《Director 南貴之のコメント》
「いわゆるHanes(ヘインズ)とかパックTの、中身の無地と、外側のグラフィックの感じがビジュアルとして好きで。でも、ネックはだれるわでモノとしては嫌いなんで、アレをものすごく上質に作れないかと思ってたところ、まず素材と出合った。日本に何台かしか稼働してない、丸胴っていう脇縫いのない作り方ができる吊り編み機があって、ただの丸胴なら他にもありますが、ここの機屋さんはめっちゃ度詰めしてくれたんです。普通は限界までゆるく編んでふわっとさせるのが吊り編みの丸胴の良さなんですが、逆張りで密度を込めたらどうなるかやってもらったら、厚さも雰囲気もすごくよく、それでいてふわっとしてる。この生地に出合い、パックTを作ろうと思い立ったわけです。次はじゃあパックしようとなったところ、日本にはパリパリのパックしかなく、僕は海外のいわゆるパックTのビニールがよかった。でも、中国の工場じゃないと作れないという話で、しかもミニマムロット2万枚と言われ、なのに作ったんですよ。結局買ったら破くんだけど。グラフィックはモダンにして、GraphpaperならではのパックTを作りました。海外のビニールと同じ質感を出すために、同じ工場でわざわざ2万枚印刷して、わざわざパックにして。価格もこれが限界という、我々にとってのサービス品です」