1850年代から現代にいたるまで、フランス海軍のユニフォームとして採用されているバスクシャツは、
もともとバスク地方で16世紀頃から漁師や船乗りたちが着ていた作業着。
その当時、徐々に海でのボーダーファッション=水兵という印象が付き始め、
1920年代には漁師服として認知されていたボーダー柄のバスクシャツが
南仏のリゾートウエアとして人気を博し、現代までファッションの定番柄として、
ボーダー柄が広く定着するようになりました。
そんな歴史あるオーセンティックなアイテムをベースに、
何度もリサイズの試行を重ねて絶対的なバランスに仕上げたユニセックスのバスクシャツです。
生地はその歴史的背景からラッセル編みを採用しています。ラッセル編みのカットソー生地は
織物に近いハリやコシがあり、安定した生地に仕上がります。糸はオリジナルカラーで染め上げ、
ボーダーのピッチもミリ単位で調整し、こだわり抜いた生地が完成しました。
シルエットは LENOのカットソーの中でも一番大きなサイズ感で、
袖もロールアップすることを前提にしたLOOSEなシルエットです。
ラフなアウトラインでもバランスのとれたボートネックの開き具合や上質な生地感と
計算されたボーダーピッチにより、洗練された雰囲気を放ちます。
ラッセル生地…歴史あるラッセル編み機という経編み機を使用したニット生地。
ラッセルは経編組織の特徴でもありますが、緯編みのニットと比べて形状安定性に優れているため
型崩れしにくく普段使いからスポーツの分野でも活躍する万能素材。