5ポケットジーンズの様々な名品を組み合わせ1つのデニムに仕上げました。60年代の股上の深さ、70年代のデニムの風合い、40年代のステッチカラーの
このモデルの特徴です。まさにタイムトラベルをして各年代の特徴を混ぜ合わせながら現代的に構築したジーンズです。
このモデルは強い縦落ちが特徴的ですが、長いムラや短いムラなど不規則に色々な形状の糸の色落ちが見られるため、1種類の糸でこの複雑な表情を出せない為、番手、ム
ラ形状などの違う複数の種類の糸を割合を替えて配合し、シャトル織機で織り上げています。
当時はおそらく様々なロットの糸が混在して使用されていたのではないかと思います。したがって、66前期といっても個体差も大きいかと思います。
色目に関しては、青味のあるピュア(合成インディゴ100%)にしています。最終加工に関して、児島の染工場での特許技術になりますので詳細な内容は説明できないので
すが、特殊加工にて染め上がったインディゴの色目を何年も倉庫に眠っていたかのような深みのあるデッドストックブルーへと熟成させる加工を施しています。