太めの綿糸を使用し肉厚に仕上げたオックスフォード生地。定番のオーバーサイズのボタンダウンシャツをベースにプルオーバーにアレンジ。肩の傾斜や低く下げられたヨークの位置、アームホールの広さなど、細かなディテールを特異なバランスで仕上げたモデル。今期より定番のSAXは縦糸と横糸に濃淡を付けた交織で表現。風合いはそのままにより奥行きのある色合いに仕上がっている。
《Director 南貴之のコメント》
オーバーサイズは痩せている人が着た時にどう見えるかが重要
『80年代のポロ ラルフ ローレンのビッグB.Dというのがあって、かなり大きかったんだけど、それが好きで。ただ襟の形はブルックス ブラザーズの方が好み、でも胸元にマークがあるのは嫌いなんで、それはやめて。だから襟や袖の感じはブルックス、身幅は昔のラル フをベースに、昔ながらのアメリカっぽい厚手のオックスフォード生地を使って、オーバーサイズで大きめにB.Dを着てもらえるように作ってます。昔、ラルフ ローレンの古着でバンドカラーのB.Dがあったんだけど、バンドカラーってことは B.Dじゃないじゃん。それがヤバイと思って、ツッコミどころ満載のバンドカラーをあえて再現してみました。シルエットは全体的にでかいわけではなく、ネック周りは標準サイズなので、ボタンを締めても決まる。オーバーサイズは僕が着てOKではなく、痩せている人が着た時にどう見えるかが重要』